ヤングガンガン 2007年06号 感想文
2007年3月2日発売 300円
■FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE
  STYLE:1 「戦場の透明人間」(1)

 タイトルが一部変更になってますが、連載再開ということは前作との繋がりはあるものと思って良いのでしょうか?
一応、話の舞台は今作も同じ2090年になってますが…。

 作画担当の人も名前が変わってますが、完全に別の人が描いてるのかな。
漫画の描き方はかなり変化しているものの、キャラ自体は似ているような気もするのですが。
こういうのはちゃんと説明しないと読者が混乱すると思うんだけどなぁ。

 肝心の内容ですが、今回はほとんど世界観の説明に終始していたので特に思うところなし。
前作みたいに途中で中断せずに最後まで描き切って欲しいですね。


■黒神 ニライカナイ編
  FATE.44 堕落・畏怖

 比kが自らの計画についてペラペラと解説してくれていますが、慶太とクロが全くもって真実に近づけていなかったことにビックリですよ。
クロはともかく、この場合は慶太が多少なりとも比kの計画について勘付いてるようにするべきなんじゃないかなぁ…。

 それよりも単行本5巻の宣伝ページが酷過ぎ。
偏った読み方をすれば確かにその通りなんだけど、これを見て購入意欲が湧くような人はいないんじゃないでしょうか…?
某巨大掲示板や個人のブログとかならともかく、掲載誌でネタに走るのはどうかと思います。
個人的には面白かったですけどね。(本編よりも)


■WORKING!!
  第71話

 久しぶりにファミレスが舞台の漫画らしい内容で面白かったです。
キャラ同士の絡みよりも、こういう構成で見せる話の方が僕としては好きですね。
何気に実話がベースになってるような気がするけど、どうなんだろ?

 今回特に面白かった4コマ:『犯人は?』、『証人』


■JACKALS
  Kill-26 覚醒

 羅刹房にいる人達は全員「点穴」を施されているらしいですが、心肺機能を徐々に低下させるということは初めの方に入った人ほど不利になるんじゃないかな…?
時間制限を設けるというアイディアは面白いと思うのですが、牢から出てきた人が「何しろ時間はたっぷりあるからな」とか言っているので結局どっちだよとか思ったり。

 ニコルの回想というか夢をそのまま受け取るなら、確かにフォアの父親を殺したのはニコルだけど、その前にニコルの母親を殺したのがフォアの父親ということになるのでしょうか。
でもニコルの母親の死にはもっと裏がありそうな気もしますが…。
とりあえず、ニコルとフォアに何らかの因縁があることだけは判明しました。

 で、ニコルが合気道に頭突きで対抗しているのはギャグですか?(汗)


■すもももももも 〜地上最強のヨメ〜
  53.信じる者は愛されるのか

 ところどころ目を見張るようなコマはあるのに、もも子の過剰反応(主にデフォルメ部分)のせいで価値が薄れてます。
ギャグとシリアスの配分間違ってるよなぁ…もったいない。


■ロトの紋章 〜紋章を継ぐ者達へ〜
  #49:Pull it up

 扉ページに蜃気楼の塔が…!

 さて、現在戦闘中のドラゴンは一体いつになったら倒せるんでしょうか…?
ドラゴンからベゼルに向けて発せられた炎に対して、前作の同じようなシーンを重ねるならバイバーハなのでしょうが、何と言っても呪文が使えない設定なのでここは刀パワーで防ぐのかな。

 そういえばベゼルの刀にはルーン文字が刻まれていますね。
解読しようと思って調べてみたものの、どうにも何か特殊なルールがあるのかちゃんとした単語になりません。
紋章剣の刺さっていた台座もそうだったのですが、一体どういう意味があるのか気になるところです。
一応ガイアの剣にもベゼルの刀と同じ文字が刻まれていることから、何らかの繋がりがあるのは確定でしょう。
まだ言及はされていませんが、おそらく神器ということではないかと。
そして神器とジパングを結びつける答えがムー帝国といったところでしょうか。(もちろん僕の妄想ですけど)


■ルサルカ 後編
  前嶋重機

 YG創刊2周年アニバーサリー特別読み切り第5弾…の後編。
最後までありきたりな話が淡々と続くだけの漫画でした。


■カノジョは官能小説家
  第7話 カレは忌まわしい人?

 椎名の夢の中とはいえ、黒鬼先生のアシスタント的な人達が久しぶりに登場したのが嬉しかったり。
しかしこの漫画はもはやエロ担当とは呼べないくらい普通だなぁ…。


■BAMBOO BLADE
  第48話 キリノと集中力

 インターハイ予選とはいえ、どうでもいいような試合がサクサク進んでいるのは良いですね。
キリノは集中力が増していつも以上の力を出せているとのことですが、もしかしてキリノの母親が倒れた件に関してはこれで終わりなのでしょうか?
あまりにもあっさりし過ぎているので、もう少し何かありそうなのですが…。

 黒い噂のある新キャラ・小西さんが登場。
こういう細目のキャラは何となく京都弁で喋りそうなイメージが僕の中にはあったり…。(まぁ普通に喋ってますけど)


■ニコイチ
  第34話 お母さんの姿

 真琴が先生とのデートについて事前にちゃんと藤本さんに断りを入れたことによって、街中でバッタリというありがちな展開にならなかったので良かったです。
しかし藤本さんが真琴さんに言ったセリフ、「小悪魔ですよね」って……あなたがそれを言いますか。(汗)

 男のほうの真琴と藤本さんもかなり打ち解けてきているのに、未だに真琴が同一人物であることに気付かないのは何とももどかしいですね。
会話の内容もかなりバレてもおかしくないようなところまで来ているように思うのですが…。

 先生とのデートは真琴が藤本さんに真実を告げるきっかけとなるのでしょうか?
真琴の行動次第ですが、クライマックスが近付いているような気がします。


■セキレイ
  第43話 チハヤブル!

 おかしい…。
結は攻撃を1回(しかも顔面に)受けただけなのに、なんでスカートがあんなにボロボロになってるんでしょう…?
そして紅翼(懲罰部隊の横ポニーテール)は舌を出しながら喋っているコマが多いのですが、噛まないんでしょうか…?
分かりません…。


■天保異聞 妖奇士
  #10 蛟-弐

 相変わらず漫画版の往壓はアニメと比べるとワイルドな性格をしてますね。
この辺りのギャップは何気に好きだったり。
往壓以外の漢神使いも登場して、盛り上がってきたような気がします。


■咲 -Saki-
  第12局[決勝]

 扉ページのアオリ文が縦読みっぽくなっている件について。

 ラーメンを食べるときの和の仕草がエロ過ぎる……しかも今回は入浴シーンまであるし。(すごく…おおきいです)
そういえば前回から、さりげなく和が左利きであることを強調するようなコマがいくつかありますね。
何かの伏線…というのは深読みし過ぎでしょうか?(牌を左手でツモってくることによってパワーアップとか)

 咲のパジャマ姿もこれはこれで…。
…というか、咲と和はなんで電車の中で手を握り合っているんですか。(もしかして既にガチなんですか?)
もうストーリーとは全然関係ないところで、この漫画が凄く好きになってしまっている自分がいます。
これが「萌え」ってやつか…。

・決勝戦は1人半荘2回
 やっぱり決勝は連載期間が長期化しそうですね。
開始時の持ち点は変わらず10万点なのかなぁ。
しかし大将戦まで行くと半荘が合計10回というのはかなり長丁場な気がします。
自分の番を待ってる選手はもちろん、見てる観客も大変そう…。

 先鋒戦の面子はちょっと意外な感じでした。
龍門渕はてっきりタコスとキャラの被ってそうなロリっ娘を出してくると思っていたので…。
風越の福路さんにしても副将あたりかなぁと思っていたのですが、スタートダッシュがかなり重要視されるシステム上、彼女を先鋒に持ってくるのには納得。

 タコスがノッポにタコスを食べられてしまったり(紛らわしい;)、福路さんがタコスに弁当をくれたりと既に麻雀が全然関係ない展開なのになぜか面白かったり…。
そして鶴賀学園のハブられっぷりは大丈夫なのかこれ。
あなた達がハコったらそこで試合終了ですよ。

 あと某所で流行っていたので、自分でもキモイと思いつつやります。
咲がアニメ化(もしくはドラマCD化)したときの声優予想。
とりあえずメイン3人のみ。

 咲…藤田咲 (咲つながり)
 和…清水愛 (「私も楽しませて下さい…!!」)
 タコス…金田まひる (どうみてもカニです。本当にありがとうございました)

 そういえば今回、咲たちが大会の会場に向かうために駅で待ち合わせてる場面がありました。
おそらく実在する駅を元にしているのだとは思いましたが、既にそこから咲の舞台となっている場所を割り出された方が…!
いやはや、世の中には凄い方がおられるものです。 (参考リンク:近代麻雀漫画生活さん)


■死がふたりを分かつまで
  第39話 牙-(16)

 源田刑事がビースト相手にかなり善戦していましたが、姿さえ見えてれば攻撃すること事態は難しくないんですね。
その代わり頑丈過ぎてそうそう簡単にはダメージを与えられないようですが。(ただし「牙」が直接コントロールしている場合に限っては話が別)

 護と源田刑事はやはりお互いのことを知っている様子。
過去に護が人を殺めたことがあると言ってましたが、それと関係しているとか…?

 牙がシエラを殺さなかったのは人質にするためでしたか…これは正直、完全に盲点でした。
なんとなく牙には自信家のようなイメージを持っていたのですが、予想外に慎重な部分もあったんですね。


■BITTER VIRGIN
  第21話 「あのコの決心」

 ヒステリさん(香月さん)と諏訪くんの関係はこれで一応決着ついたのかな。
いやはや、もっと話題になってもおかしくないくらいに怖かったですよ。
次回からはまた別のことで問題が起きそうな感じですが…。


■あいどる
  Stage27 NEXT STAGE

 見開きの扉ページが何だか打ち切り漫画みたいだなぁと思っていたら、内容の方もそんな感じになっていて若干驚きつつ読み進めて行くと、打ち切りではなかったものの「第一部・完」。
随分といきなりの中断ですが、もともと伏線を張りまくるタイプの漫画じゃないのでここで終わりでも特に問題はなさそうだなぁ。
その場合は明らかな打ち切り漫画ですけど。
「長期休載」ではなく、「第一部・完」というのがまた微妙なラインですね…。

 続きを読みたいかと聞かれると、正直Yesとは言い切れません。
つまらなくはないけど、別にこれといって面白いというわけでもないので…。


■ユーベルブラット
  Junge Blatter《若葉》・II

 カラーを4ページも使って延々とケインツェルがアトを舐め回してるだけなのはどうなんだろう…。
大して話も進んでないので書くことがありません。


■戦線スパイクヒルズ
  #47 Born to be poor

 骨こそ折られなかったものの、大方の予想通りノムラの腕が使い物にならなくなって3人が仲違い…。
予想はしていましたが、それでもこの3人が罵り合っているのを見るのはツライです。
どんな打開策を見出すのか全く予想がつかなかったのですが、なるほど…ここで大麻を持ってきましたか。
しかしそうそう上手くことが運ぶとも思えないですし、先の展開を知るのがだんだん怖くなってきました。


■ウルトラバロック・デプログラマー
  第5回 COMMAND MELODY(3)

 新キャラ・ノビルの声がソラチャイにそっくりとか、「子孫たち」が子供声で喋っているとか、漫画的にどうしても伝わりにくい部分なのでどうしようもないのでしょうが、今回はちょっと読みにくかったです。
「声」はこの漫画の肝となる部分のようなので、もう少し上手く表現して欲しいですね。


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