ヤングガンガン 2007年09号 感想文
2007年4月20日発売 300円
■BAMBOO BLADE
  第51話 東と試練の戦い

 巻頭カラーで前回のあらすじ風にブラック小西さんが登場。
五十嵐先生のカラーは暖色を基調としているので、恐怖の度合いが薄れてますね。(汗)
見開きの扉ページのタマキは、サンライズのロボットアニメを彷彿とさせる竹刀の構え方でカッコイイです。

 東の腹痛って食べ過ぎで消化不良を起こしての腹痛かと思ったけど、たまに痛みがひいて楽になってるってことは、ただ単純にウ●コが漏れそうってことですよね。(笑)
自分の便意をモノローグで実況中継する東は、ネタキャラとしての地位を堅実に築いてて良いと思います。
その分、最近はサヤの出番が少なくなってるような気もしますが…。

 次鋒のミヤミヤはこれまで未勝利ですし、東が引き分けた以上ここでの負けは室江高側が厳しくなるのは明白なので、やはり原作者の采配としては勝たせる方向で行くのではないかと予想しています。
ミヤミヤ自身も自分だけがまだ1度も勝ててない現状を気にしている様子がありましたし。


■ロトの紋章 〜紋章を継ぐ者達へ〜
  #52:His agony,Her pain

 アニスが操られているとか言うのは、明らかにリーの言い掛かりだよなぁ。
そろそろ敵の目的も少しくらいは分かるようにして欲しいのですが…。
ドラゴンボール集めもいつまで続くのやら。


■黒神 ニライカナイ編
  FATE.47 聴取・足蹴

 慶太のおじいちゃんがカクマと契約したのにはビックリ。
この展開はちょっと予測してなかった…というか、契約者になれるのってそういう資質がある人だけかと思ってました。
でもこれって明らかに死亡フラグだよなぁ…。


■WORKING!!
  第76,77話

 前半は伊波さんが出て来た時点でオチは読めたものの、今までになかったキャラ同士の掛け合いが面白かったです。
後半は久しぶりにファミレスが舞台という設定が生きた内容でこれもまた良い感じ。
既にネタが底をつきかけてる感はありますが、新鮮なネタさえあればやっぱり面白いですね。


■死がふたりを分かつまで
  第42話 インターミッション-(2)

 前回に引き続きインターミッションということで、それほど大きく話は動かず。
これといって重要な伏線も張られなかったので、やはりしばらくは賞金稼ぎとの戦闘がメインになりそうです。


■すもももももも 〜地上最強のヨメ〜
  56.お嬢さん以上姐未満

 また孝士の修行は肩透かしですか。
いろはの一族再興が困難であるという話はいずれやらないといけない内容であったとは思いますが、単発で終わらせてしまったのは少々もったいないですね。
巳屋本組が潰れたのは申の一族が裏で暗躍していたから…とかの理由付けがあれば面白くなったのになぁ。


■天保異聞 妖奇士
  #12 蛟-四

 饅頭を6個並べて作られていた結界の謎が判明。
それを作った相手も同じ漢神使いなのに、往壓が「道」の意味に気付かなかったのは何故なんでしょう?
漢神使いにも色々なパターンがあるのかなぁ。


■ムカンノテイオー
  SCOOP.18

 たまにテレビを見ると穴場の温泉宿とか飲食店の取材をやってて、よくもまぁそんなに穴場になってるようなところを見つけて来るよなぁと思っていたけど、今回のムカンみたいに情報誌を元に取材場所を決めているというのは凄く説得力がありますね。
こういうパクりみたいなのに難色を示す人もいるとは思いますが、個人的には嘘を付いているわけじゃないので別に良いかなぁと思います。
むしろ、その穴場の温泉宿が嘘を付いているというのが今回のムカンのテーマみたいなので、取材に行った結果それが発覚してスクープが生まれるという流れは面白いですね。


■咲 -Saki-
  第15局 [開眼]

 ドラマCDでの咲と和のキャストが決定。
すももアニメと比べると全然冒険していない感じで面白味がありません。
そりゃ「麻雀=植田佳奈」の組み合わせならまともな声優ヲタは喜び勇んでドラマCDを買うでしょうけど。
和が小清水亜美というのも無難過ぎて何とも言えません。
メイン2人がこれで決まった以上、タコスのキャスティングにも期待できそうにないので、僕はもうドラマCDやらWEBラジオやらはどうでもいいです。(ラジオはタダなら聞くかもしれませんが)
これからは純粋に漫画だけを楽しもうと思います。

 ひと通り愚痴をこぼしたところで本編の感想。
ついに福路さんの右目が開眼…!
その特殊能力は相手のクセを見切っての場の支配のようです。
物凄く地味な気もしますが、いつも一緒に卓を囲む知り合いとかならともかく、初めて会ったばかりの3人分のクセを見切って相手の手配まで読みきってしまうのは常人には到底不可能ですよ。
何気にとんでもない特殊能力であることは間違いありません。
それよりも瞳の色が左右で違うことの説明がなかったのが気になりましたが、よく考えたら他のキャラの特殊能力についてもほとんど説明されていないので無問題ですね。

 天江衣の登場はまだまだ先延ばしにするのかと思いましたが、割とあっさりと出して来ましたね。
ちょうど単行本収録分の切れ目ってわけでもないよなぁ…。
瞳や腕から電気が出てるのは咲も一緒なので、いまさら驚くような部分ではありません。
外見と内面がかなり一致してる感じで、ドラマCD等に出番があるとしたら確実に釘宮理恵がキャスティングされそうです。


■ユーベルブラット
  Gegenangriff《反撃》

 ケインツェルの行動だけではなく、アルテアの説得によって民衆と自警団がひとつになるというのが良いですね。
エルサリア達もケインツェルへ加勢することを決め、そして転生したアトも登場と盛り上がってまいりました。
ケインツェルの血を分け与えられたアトに何らかの変化がありそうなのは予想してましたが、ここまで外見が変わるとはさすがに思ってなかったです。
戦闘力も上がってそうな気はしますが、問題は中身ですね。
さすがに性格まではそうそう変わっていないと思いますが…。


■ニコイチ
  第37話 お母さんとリボンのネックレス

 なんかあまりにもあっさりと菜摘さんへのカミングアウトが終わってしまったので少々拍子抜け…。
やっぱりこの後にラスボスの崇くんがいるから簡単にまとめたのかなぁ。
どっちにしろ、このままテンションを落とさずに最後まで突っ走っていって欲しいですね。


■FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE
  STYLE:1 「戦場の透明人間」(4)

 冒頭で記者の松田と刑事とのやり取りを見て、そういえばハフマン島の開戦前後の話って回想シーンなんだよなぁというのを思い出しました。
何気に結構引き込まれて読んでいたのかもしれません。
U.S.N軍の大部隊がフリーダム市に降着して、ここから戦況が一変するという感じでしょうか。
少しずつ面白くなってきたような気がします。


■はなまる幼稚園
  第14話 はなまるな応援団

 最初のページを見ただけで内容があらかた予想出来てしまったので今回はちょっとイマイチでした。
僕はペドじゃないので、園児メインの話はやっぱり山本先生くらいしか見るところがないですね。


■解錠ジャンキー・ロック
  ロック15 バブルボブル

 水中大脱出などのイリュージョンというと大抵の人は引田天功を思い浮かべると思うのですが、僕の場合はそれよりもまず清涼院流水の『彩紋家事件』を連想してしまいます。
それはともかく、今回の話も序盤のうちにオチが読めてしまったので残念でした。


■カノジョは官能小説家
  第8話 カレは小間使い?

 椎名の企画って元々黒鬼先生が考えたものなのでそれっていわゆる自作自演だよなぁとか思っていたけど、ちゃんと椎名が提案した黒鬼先生を苦手なジャンルに挑戦させるという意図が汲まれていたのが良かったです。
先生の家で働いている女性キャラにもちゃんとスポットが当たり始めてますし、これから面白くなりそうな感じなので期待。


■キズナ
  Episode07

 主人公とその友達が見に行ったライブのバンドメンバーも主要キャラに追加されるんですね…。
相変わらず話の流れがよく分からないのに、さらにキャラクターまで増えてそろそろ僕としては限界なのですが…。


■戦線スパイクヒルズ
  #50 皆殺しのメロディー

 警察の人に対するノムラの能力の使い方が凄いです。
拳銃、手錠、そして最後に手錠の鍵まで一瞬のうちにスッってしまうとは。
とはいえかなり激しい運動をしてますし、明らかに能力を使い過ぎてる感があるのでノムラの右手にどんな異変が起きてるのか知るのが怖いですね…。
チサトさんが大麻の使用を禁じた理由とも関係あるのかな…?


■JACKALS
  Kill-29 「暗黒」再び

 以前からその気はありましたが、「暗黒」アイザックが義を重んじた良いキャラということが判明して凄く好きになりました。
主人公のニコルは性格があまりにも馬鹿っぽいので全然好きになれないのですが、「銀狐」ことフォックス・ヘイワードやフォアなどの脇を固めるキャラが良い感じなので、未だに楽しめていますね。
あと、たまに入るギャグが絶妙だったりとか。
今回も「首刈り」の顔に焼き立てのパイを食らわせるシェリルがとても面白かったです。


←2007年08号 Home 2007年10号→