| ■探偵になるための893の方法 Trouble I The Garbage House《ゴミ屋敷》-(1)
  5号連続新連載攻勢の第1弾。『かまいたちの夜』シリーズの脚本を手掛けていることで有名な我孫子武丸さんが原作ということで、連載の告知があったときから個人的に凄く楽しみにしていました。
 作画を担当するのはガンガンWINGやGファンタジーでの長期連載経験があり、YGでも何度か読み切りや短期連載で登場している坂本あきら先生ということで、とりあえず作画面での不安はなさそう。
  というわけで相当な期待感とともに第1話を読んでみたのですが、正直かなりイマイチでした…。我孫子先生の原作と坂本先生の腐女子臭のする絵柄が全然合ってないんですよね。
 坂本先生はもっと腐女子臭を抑えた漫画を描けるはずなんだけどなぁ…。
 まぁ『探偵〜』というタイトルや冒頭部からして推理漫画でしょうから、今回だけで判断するのは早計だとは思いますが…。
 我孫子先生も高名な推理小説作家ですし、次回以降の展開次第で面白くなってくれることを祈ります。
 ■すもももももも 〜地上最強のヨメ〜
 59.自作自演
  サブタイトルが投げやりなようでピッタリと当てはまっていますが、前回も同じような展開だったので新鮮味がありません。猿藤優介が随分と腐った性格をしていることだけはよく伝わってきましたが…。
 天々が裏で優介と結託しているというのは面白いのですが、何か役に立っているのでしょうか?
 優介は万能過ぎて協力者を必要としないような気がします。
 ■ロトの紋章 〜紋章を継ぐ者達へ〜
 #56:Go to next field
  仮にも不死鳥と同じ名を持つラーミアが母と呼ぶような存在と言うと、もはや精霊ルビスくらいしか僕には思い付かないのですが…。(そのあたりの設定はよく知らないので、適当なことを書いてますが悪しからず)とりあえず、ようやくアニスの目的が少しだけとはいえ分かったのは良かったかな。
  アロスたちは次回でテドンへ到着の模様。ポロンの妻であるサクヤの登場に期待したいところです。
 ■死がふたりを分かつまで
 第45話 Killers-(3)
  遥が同行していないのを良いことに護はやりたい放題ですね。護のこういう好戦的な部分は、純粋なヒーロー像とは一線を画していて個人的に凄く好きです。
 こんな性格になってしまった理由はたぶん過去の出来事と関係しているのでしょうが、そのあたりの事情が語られる日が待ち遠しいです。
  警察はいくら何でも「牙」のノートPCの保管が杜撰過ぎるよなぁ。牙は国際的なプロの殺し屋だし、ICPOあたりが回収に来ててもおかしくないのに。
 ■ニコイチ
 第40話 お母さんと男修行(2)
  何かどうでも良いような展開になってきたなぁ…。これが崇くんへのカミングアウトへと繋がるのなら良いのですが、そうでなければ完全にダラダラと連載を引き延ばしているようにしか思えません。
 さっさと終わらせて『アストロベリー』を連載してくれた方が個人的には嬉しいです。
 ■戦線スパイクヒルズ
 #53 月光陽光
  ノブオVS泰典。ノブオの状態が最悪ですし、まだ奥義の存在が残っているのでここでの決着はないと思っていたのですが、どうやらその予想はハズレみたいですね。
 泰典が見たチサトさんの幻影…あれこそがおそらく奥義の境地なのではないかと思います。
 スる相手がよく知っている人物の気を作り出し、あたかもその人物がそこにいるかのように思わせて相手の注意力をわずか一瞬だけ逸らすというのが奥義だと思うのですがどうでしょう?
 ただ余りにも使用条件が限られるため、ほとんど知り合いにしか使えなさそうではありますが…。
 ■BAMBOO BLADE
 第54話 タマキとあつい午後
  ここでアトミックファイヤーブレードの封印解除とは恐れ入りました…。悪を許せないタマキらしい戦法もそうですが、外山との一戦が見事な伏線になっている点が素晴らしいです。(笑)
  コジローが何かを決心して立ち上がりましたが、やはりタマキの足の怪我が相当ヒドイと見て棄権させるのでしょうか?その前に小西さんの方がブルって棄権しそうな気もしますが…。
 ■ユーベルブラット
 Belohnung für die tapferen Männer《勇者たちの報酬》
  どうやらバレスター編での面白キャラはヴァルゲだったみたいですね。髪型が変なので怪しいとは思っていたのですが、今回の逆さ釣りでそれが証明されました。
 でもラシェブ様やゲランペンに比べると遥かに見劣りするのは残念…。
  今回はそれよりも七英雄の過去回想があったことが大きな収穫でした。当時のことを知る第三者がいないため20年前の真相がどうにもハッキリとしないのですが、今回のバレスターの回想を見る分にはやっぱりグレンの方が間違っているということになるのかな…?
 ■黒神 ニライカナイ編
 FATE.51 迂闊・激昂
  マイナスルートの概念は予想通りでしたが、まぁこれくらいは黒神を序盤から読んでいる人なら誰にでも分かることでしたね。それよりも慶太の母を殺したのが忍だったという流れがあまりにも短絡的過ぎてビックリですよ。
 一応それもマイナスルートの概念と一緒に予想はしていたのですが、さすがにそんな単調な展開はないだろうと思って書かなかったんですよね…。
  まぁでも今回は忍さんが慶太に頭突きを食らわしたあと、さらに手頃な石で顔面を殴るという素晴らしい珍プレーがあったので面白かったです。今号のYGでいちばん笑ったのは間違いなくこの部分ですね。
 ■ムカンノテイオー
 SCOOP.22
  今回のゴミ屋敷の話ですが、ボランティアが一度清掃したにも拘らず、番組収録のためにスタッフがゴミを再度ばら撒くという事件は現実にも起きているんですよね。(参考URL:http://www.asahi.com/culture/update/1007/015.html)このようなテレビ業界によるやらせや捏造問題にこの漫画はどう切り込んでいくのか、今からとても楽しみです。
 ■WORKING!!
 第83,84話
  伊波さんに好きな人がいると聞いたタカナシくんが嫉妬しているのかどうか現時点では不明ですが、いい加減マンネリ化していた2人の関係に進展が見られたのは良い傾向だと思います。後半はなずなの性格とワグナリアのキャラの絡め方が秀逸。
 たまにこういう良質の回があるのがワーキングの強みなのかなぁと最近考えるようになりました。
 ■JACKALS
 Kill-32 真空VS蟷螂
  以前、フォアに致命傷を与えた「真空」クロードが再登場。刀を携えているのに洋装なので、敵のハゲが発した「侍モドキ」という単語が見事に的を得ていますね。
 クロードの真空波は抜刀時に発生するカマイタチらしいですが、相手の「蟷螂」も同じ技を使える原理がよく分かりません。
 まぁ登場1話目であっさりとやられてしまったザコ敵なのでどうでも良いのですが…。
  性格が中二病なニコルもアレですが、ハンスも相当なゆとり世代ですね。(笑)まさか2人きりになった途端、いきなり何の意味もなく敵地で仲間割れを始めるとは…。
 最近、この漫画における「予想の斜め下を行く展開」が楽しくなって来てヤバイです。
 ■めぐみGODDESS!!
 菊地マサト
  とりあえず作者の名前をググって(Googleで検索して)みたところ、2007年03号で『ネヴァーギブアップ久峨崎!!』という読み切りが掲載された瀬上真史先生の別PNでした。前回は納豆ネタが満載のギャグ漫画でしたが、今回は「エロ萌え」がテーマのようです。
  なぜか日本に最高神ゼウスが住んでいたり、そのゼウスに税金を支払わせようとする不条理さが結構好みかも。「神萌え」という造語もピタリと当てはまっていて良い感じです。
 しかし、主人公のめぐたんの職業が地方公務員であることが最初から分かっている点はマイナスかな。
 終盤までめぐたんの仕事が謎のままの方が、最高神に感情移入も出来てオチが良くなったと思います。
 ■解錠ジャンキー・ロック
 ロック17 TAO(道)
  唐突に錠九の過去話からスタート。錠九が錠弾と出会い鍵師を目指すに至ったきっかけを描いた話でしたが、ここしばらくストーリーが全然動かなかったことを考えると凄く面白かったです。
  錠九の過去も明かされ、いよいよクライマックスに向けて話が動き出すのかと思いきや…。あれ?最終回???
 「俺たちの鍵開けはこれからだ!」と言わんばかりのラスト数ページを見て、開いた口がしばらく塞がりませんでした。
 新連載が一気に5本も連続して始まるので、その分現行の連載も4〜5本は終わるのだろうとは予想していたものの、ここまではっきりした打ち切り(と思われる)最終回はYGにしてはめずらしいですね。
 やっぱりこの漫画、人気なかったんでしょうか…?
  山秋先生の次回作があるのかどうか分かりませんが、そのときはぜひ脚本家の倉田英之氏を原作につけて欲しいですね。2人がコンビで描いた漫画が個人的には凄く好きなので。(たぶん人気は出ないでしょうけど…)
 ■咲 -Saki-
 第18局[盗品]
  染谷先輩の巻き返しがあるのかと思いきや、次鋒戦は話数の間で終了。龍門渕の次鋒の実力も謎のままだったし、ちょっとスッキリとしない感じです。
 まぁその分、中堅戦では部長の実力を垣間見ることになるのではないかと期待したいところ。
  天江衣がカツ丼さんとのスキンシップを通して性格をあらわにしてますが、こういう描写は決勝戦が終わった後でやった方が良かったんじゃないかなぁと思います。これまで衣をずっと謎の存在としていたのが一気にムダになってしまったような…。
 ■天保異聞 妖奇士
 #16 異界-壱
  漢神使い同士の戦いがついに勃発。妖夷や異界の情報もぼちぼち出始めて、物語の核心へと迫っていきそうな勢いです。
 敵が江戸へ攻めてきたのは異界へと導かれるのが目的とのことですが、コミック版は異界の魅力が描かれてないので読み手側に何も伝わって来ないのが残念ですね。
 アニメ版だと、とりあえず妖夷の肉が美味いからという分かりやすい理由があるんだけどなぁ。
 
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