ヤングガンガンNo.08感想
2005年4月1日発売 270円
■表紙

表紙はやっぱりグラビアでした。
巻頭にもグラビア、巻中には袋とじでグラビア、巻末にもグラビア。
次号もそんな感じみたいで、正直すごく興醒めしてしまいます。
どうか次々号以降にはグラビアが載りませんように…。


■黒神
  FATE.8 焦燥・鼓舞

寿命を強制的に延ばす秘薬なんていうマユツバっぽいものが…。
こういういかにも中国的な設定は好きかも。(笑)

今回登場した男性は水華魅さんの契約者かな?
水華魅さんのバックグラウンドが明らかになり、ますます仲間になりそうな感じになったような。

そういえば主人公がハッキングをかける場面で使われている画像が、そのまんま警視庁のHPの画像なんだけど、こういうのって大丈夫なのかな?


■少年探偵 犬神ゲル
  MISSION:10「続々・おもしろきこともなき世をおもしろく」


サブタイトルの「MISSION」の綴りが「MISSON」になっている件について。

「当たり前田のクラッシャージョウ」がちょっと面白かったり。(笑)

内容がマンネリ気味になってきているので、そろそろ犬神くんがお金に執着する理由とかが知りたいです。


■すもももももも 〜地上最強のヨメ〜
  9.飼い犬はおあずけに耐えられるか


すももはこの作者特有のギャグや作品内の空気が好きだったになぁ。
今回のあからさまに狙い過ぎないかにもアレな場面はちょっと…。
編集部が下手な口出しをしたりしたのかなぁ…。

でもハンゾーがお面の目と口から血を吹き出すところが面白かったりはしました。


■WORKING!!
  連載第10回


個人的に2回に1回は面白いと思っていたのですが、どうも違ってたみたいです。
今の時点での結論としては、「種島ぽぶらが絡めば面白い」という感じなのかも。
あくまで個人的なものですが…。


■ロトの紋章 〜紋章を継ぐ者達へ〜 特別編

ぶっちゃけ、ストーリーダイジェストはいらなかったと思います。
特に前作のストーリー解説のところに、異魔神を倒したときの完全なネタバレが書かれてしまっているのが何とも…。
この特別編を読んでみて前作を読もうという人に対しての配慮が足りてないと思います。

新キャラクターの先行公開ですが、これは良かった。
その中に「ベゼル」という人物がいるのがやはり気になるところですね。
「エデンの戦士たち」に出てくる賢者ベゼルと同一人物か、そうでなくとも何かしら関係のあるキャラクターだと思われるので、色々と今後の展開に期待が膨らみます。


■ユーベルブラット
  Unter Morgen Monde《残月の下で》・I


外伝の同時執筆で時間がなかったからだとは思いますが、今回はかなり大ゴマが多いです。
そのせいでストーリーがほとんど進んでいません。
次号での持ち直しに期待したいところ。

冒頭で唐突に出て来た巫女姫とかいうキャラが予言する場面はいらなかったような…。
前回の引きからのスピード感がここで途切れてしまってます。

ガンガンYGのときに出ていた七槍騎士団が再登場。
ヤングガンガンでの連載になってからというもの、黒い剣や黒翼が全く出て来ないので、時間軸が逆になっているのでは?と疑ってましたが、どうやら普通にYG→ヤンガンの流れだったようです。
先日、ユーベルを読み返したときにそれっぽいセリフを見つけていたので、たぶんそうなのかなぁとは思ってはいたのですが。

そしてついに七英雄の1人、グレンが登場。
グレンの周りにいるのは七英雄かと思ったのですが、外見から考えるとどうも違うようです。
おそらくグレンの部下あたりかと。
何はともあれ、次回の展開がすごく楽しみです。


■天体戦士サンレッド
  FIGHT.11 激烈!二子玉川の死闘


フロシャイムの借家って溝の口にあったのか…。(汗)
しかも田園都市線にまで乗ってるし。(僕もいつも利用してます)
「二子玉は先頭車両にいた方がすぐに改札出れる」とか、何この地域密着漫画。(笑)
しかし田園都市線の終点が数年前の水天宮前になってるのは何でだろ?
(ちなみに今は押上が終点になってます)


■BITTER BIRGIN
  第4話「特別なあのコ」


まるでジャンプの10週打ち切り漫画みたいに終わってしまった…。
まぁ作者の人が入院中らしいからしょうがないかな。
再開は夏頃ということですが、このままなかったことになりそうな気がしなくもないです。


■トラ☆トラ☆トラック 前編
  大和田秀樹

設定は斬新なんだけど、ストーリー展開が普通過ぎてあまり面白くなかったです。
展開次第でもっと面白い漫画になりそうなのですが…。


■リセット
  最終話「リセット」


喜多嶋とGMの対決があまりにもあっさり決着が付いてしまったので拍子抜け。
1話まるまる使って戦って欲しかったです。
最後のまとめ方もちょっとあっさりし過ぎのような…。


■ユーベルブラット外伝
  Blatt Meister 《刀匠》・後編


展開が早足過ぎるなぁ…。
もう少し過去のストーリーがあるかと思ったのですが、結局アシェリートが黒翼を覚えるだけの話でしたし。
前後編で、しかもページ数が少ないからしょうがない、か…。
下手に外伝扱いなんかにしないで、本編の回想シーンとしてじっくり時間を掛けてやって欲しかったです。


■荒川アンダーザブリッジ
  第22話 雪空のニノ 第23話 愛ゆえに


最近、どうも序盤ほどのギャグの冴えがない気がします。
星頭が実は月頭だったというオチはちょっと面白かったけど。


■Beat Girls
  2.Given to Fly


前回はあまり情報がなくてよく分からなかったのですが、どうやらやはり別の主人公による違うストーリーの漫画を3回やるみたいです。
世界は繋がっているようですが。

今回はあまりにも展開が普通過ぎてちょっとイマイチ。
ギターを弾いてる絵に躍動感がないのもそれを助長させています。

ただ、個人的にすごくカッコ良かったと思うところがひとつだけあって、それはどこかというと、ギター対決で順番が変わるときに相手がピックを弾いて投げたのをタカさんが受け取るところ。
この部分だけは本当に良かったです。


●総評

「ロト紋2」、「バンブー」、「戦線」、「化野之民」の4作品が休載で、かなりもの足りない感じでした。
グラビアのせいで漫画のカラーページも少なかったですし、今までで一番つまらなかったです。
袋とじのせいで雑誌が真ん中から分解して来るし…。
平綴じならならともかく、中綴じの雑誌でこんな無意味なことをやらないで欲しいです。

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