ヤングガンガンNo.12感想
2005年6月3日発売 270円
■死がふたりを分かつまで
  第1話 出会い


待望のストーリー漫画の新連載ということで結構期待していたのですが、正直ちょっと微妙かも…。
まだ話が全然動いてないので何とも言えませんが、これといって新しいものが無い気がします。
強いてあげるなら、主人公が掛けている網膜に映像を直接投射するというサングラスですが、ずば抜けて面白い設定というわけでもないですし…。
まぁ発展性はあるので、素材としては悪くないと思いますが。

今後のストーリーに繋がる伏線がいくつか張られていますが、あまりにも露骨過ぎて展開の先読みがあっさりと出来てしまうのが何とも…。
アクションシーンはそれなりに良い感じですが、それだけで読ませるにはちょっと厳しい感じがします。
主人公が盲目という設定を生かして、もっと斬新な展開になることを期待。


■ロトの紋章 〜紋章を継ぐ者達へ〜
  #12:Resolution

今回もまた回想シーン多め。
アルスがロト装備のままラダトームに来てるなぁ…。
異魔人を倒した後のアルスはもっとひっそりと影に生きてる感じがしたんだけど、あんな格好してたらスゴク目立ってしまうような気がします。

そういえば、アニスはアロスの妹かと思っていたら姉でした。

次号から久しぶりに本編のストーリーが動き出しそうで楽しみ。


■マンホール
  第8話『片目族』


また今回もなかなかショッキングな絵が。しかしストーリーはほとんど進まず…。
いよいよ感染拡大という感じで、次回からの展開に期待。


■黒神
  FATE.12 休息・消尽


あ、あれ?水華魅さん達のその後の話は全くなしですか?
ちゃんとフォローしておいた方が後々の展開にも繋がって良いと思うのですが…。

新展開の1回目なので特に書くことないなぁ。
修行編になるのかと思いきや、そうでもないみたいですし。


■荒川アンダーザブリッジ
  第32話 初デート/第33話 いせいかんこうりゅう


リクの髪型が元に戻ってたり、ニノがドレスを着てなかったりするのですが、それについての説明は特になし。
ストーリーだけは前回から続いているので、かなり違和感が…。
でもギャグは面白かったです。


■戦線スパイクヒルズ
  #12 パーティー


3人の結束が少しずつ固まっていく様子を丁寧に描いているのが良いですね。
やろうとしていることが思いっ切り犯罪なのが少しアレですけど…。


■ユーベルブラット
  Langer Regen《長い雨》・II

なんか凄くドロドロした展開になってきたような…。
ケインツェルが復活するまでは、しばらくこのまま暗い展開が続くのかな。

最後の方で登場したゲランペン百人隊長ですが、何となくラシェブ僧兵長に代わる面白キャラのような気がします。どういった珍奇な行動を起こしてくれるのか非常に楽しみ。(笑)


■WORKING!!
  連載第15、16回


伊波まひるがかなり面白いキャラになってきたなぁ。
初登場時はあまり期待していなかったのに、ここまで見方が変わるとは。(笑)


■すもももももも 〜地上最強のヨメ〜
  13.天誅戦士ウマ仮面@


清純なイメージのあった委員長が一転して変なキャラに…。
孝士じゃないけど、「武術家=変態」の図式が今回の話で確定したような気がします。


■バンブーブレード
  第12話 サヤと剣道部


前回だけではまだサヤのキャラクターがよく分からなかったのですが、今回はほぼ1話まるまるサヤの話だったのでサヤのことがかなり分かりました。
何というか、いかにも土塚先生らしいキャラだなぁと。(笑)

そして最後のページのミヤミヤ怖すぎ……というかミヤミヤの本性がヤンキーだとしたら、ついに剣道部にもそれを知る人間(サヤだけど)が現れるということに…。
ミヤミヤとサヤの確執が今後どのように作用するのか楽しみです。(笑)


■はるかインフィニティ
  あつし


劣化版天上天下…。
ほとんど、化野とセキレイの休載分のページ埋め目的の読み切りにしか思えません。
編集部の読み切りに対する適当な姿勢を何とかして欲しい…。


●総評

全体的に安定してるとは思いつつも、ほとんどの漫画に大きな動きがなかったのでちょっと物足りない気もします。(個人的に好きな「化野之民」が休載なせいもありますが…)

とりあえず新連載が空気的な存在にならないよう、作者や編集部の方には頑張って欲しいです。

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