ヤングガンガンNo.19感想
2005年9月16日発売 300円
■あみーご×あみーが
  GOAL:1

現在、マガジンZで「アイはカゲロウ」を連載中の瀬口たかひろ先生の新連載。
瀬口先生の過去の作品には、「オヤマ!菊之助」(全25巻)、「恋愛出世絵巻 えん×むす」(全6巻)などがあります。

1コマ目からパンツ全開で、カラーページは全てパンツが見えているというような導入だったので、てっきりエロエロな内容なのかと思ったのですが、方向的には「萌え漫画」+「サッカー漫画」のコラボレーションのようです。
しかし萌え漫画のはずなのにヒロインが難聴という鬱設定はいかがなものでしょう…。
さらに、女子サッカー部なら最低11人は女性キャラが登場することになるので、萌え要素はまず安定するだろうと思っていたのですが、ヒロインが入部を希望しているのは普通のサッカー部だとか…。
萌え漫画としてはかなり前途多難な設定のような気がするのですが、果たして大丈夫なのでしょうか?

そしてもうひとつの不安要素は「スポーツ漫画」であること。
作者の瀬口先生自らがHPの日記に書いておられましたが、スクエニ誌はエニックスのときからスポーツ漫画不毛の地。
どういうわけかスポーツ漫画がまったく長続きしないという嫌なジンクスがあります。
とは言うものの、瀬口先生のサッカーに対する情熱はものスゴク熱いものがあるようなので、個人的にはかなり期待していたりするのですが…。
今回の見せ場であるヒロインが蹴ったボールで主人公を足止めするシーンだけを見ていてもかなりドキドキしたので、サッカーメインの展開になれば相当面白くなるのではないかと踏んでいます。
(ボールを蹴ったときのヒロインの脚が変な方向に曲がっているような気はしますが…)


■ロトの紋章 〜紋章を継ぐ者達へ〜
  #19:Guilty conscience


ベイツの告発はやはりアロスが盗賊団にいたときのものでしたね。
まぁ話の流れからするとこれしか考えられないので、予想するまでもなかったかな。

今回、多くの読者が同じことを考えたと思うのですが、アロスの紋章剣が状況次第で鞘から抜けないという設定は、ジャンプで連載されていた「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」に出て来たダイの剣のパクr…。(汗)
同じ「ドラゴンクエスト」の冠を被った漫画でこれはちょっとどうかと思うのですが…。


■死がふたりを分かつまで
  第8話 協力者-(3)


遙の能力は予知能力ではなく、高度な予測能力ということですが、イマイチ納得が行かないと言うか分かり辛いですね。
護が武道における動作の先読みを例に出していますが、そんな例えで良いのでしょうか?
たかしげ先生のトンデモ理論でちゃんと説明して欲しいところです。


■黒神
  FATE.18 自責・決意


またエクセルの前髪が少し変わっているような…?
そのうち前髪の変化を比較したコンテンツでも作ってみようかな。(笑)

シュタイナーとエクセルって、茜さんの命を狙ってたのに身辺調査とかって全くしてなかったのでしょうか?
元神霊と契約してる慶太のことも全然知らなかったみたいですし。
だとするともの凄い無計画振りだなぁ…。


■荒川アンダーザブリッジ
  第51話 ミュージックバトル/第52話 素晴らしい音楽/第53話 ラストソング


「祝・連載50話突破!!」という煽り文はちょっと無理があり過ぎるような…。


■戦線スパイクヒルズ
  #18 ヤるか逃げるか

チサト婆さんスゴイ。
財布とかをスるときにノムラは右手だけしかオーラが出てないのに、チサト婆さんは全身からオーラが出てますよ。
しかも変な空間まで発生してるし…。(汗)


■WORKING!!
  第26、27回


新キャラでキッチン担当の相馬さんが登場。
女性キャラ率ばかりが高くなっていたので、男性キャラの登場は素直に嬉しいですね。

キャラ的にも、天然なのかブラックな性格をしてるのか分からないのが良い感じです。
相馬さん最強のように見えますが、店長と佐藤さんにはかなわなさそうなところでキャラ毎のバランスを上手く取れていると思います。


■ドラゴンズヘブン
  ダンサー・イン・ザ・ダーク(7)


魅柚の兄がドラッグの常習者云々ってこれだけ?
てっきりどこかの組織が龍園を潰すために魅柚を接触させたとかいう展開になるのかと思ったのですが…。
まぁ山猫が渋い表情をしてますし、魅柚がウソをついているような気もしますね。


■マンホール
  第15話『脱落』


うわー、タイトルからしてこれで溝口さんは戦線離脱でしょうか…。
井上さんに自分の考えを聞かせて、意思を引き継がせようとしてますし。

救急車から完全防備の人たちが出てきたのには、不覚にもちょっと笑ってしまいました。(汗)


■少年探偵 犬神ゲル
  MISSION:18「英語で言うと MEGANE」

犬神くんがメガネを取ったらのび太になるのが、あまりにもベタベタ過ぎてウケました。(笑)


■バンブーブレード
  第18話 室江高と町戸高


試合開始までにワンクッション挟んで、町戸高のキャラをさらに掘り下げているのが良い感じです。
しかも安藤が特に良い味を出してますね。
個人的に安藤が好きなので嬉しい限り。
ファミレスでパフェを食べてるときに、安藤の頭が傾いているのはサイドポニーテールだからかな…?
五十嵐先生のHPのバンブーのページにそれらしいネタがあったような。

コジローと先輩の対戦もあるかなぁと思っていたのですが、今回の作中で完全に否定されましたね。
教え子たちに託すということでスゴク納得はしたものの、それはそれでちょっと残念かも。

そしてついに試合開始。
試合中の描写ですが、キャラのカットインが入って面を着けたキャラの表情が分かるようになったのは良いですね。
面を着けたキャラの顔が隠れるという剣道漫画の弱点を上手くクリア出来ていると思います。

今回の展開からして、試合が始まるのは次号からだと思っていたのでちょっと意表を突かれました。
しかし展開が早くなって来ると、どうしても打ち切られるんじゃないかと不安になってしまいます。
バンブーは雑誌の後ろの方に載っていることがほとんどですし…。
今月発売される単行本の売れ行き次第で状況が変わって来そうな気がしますね。
個人的にバンブーはYGの中でも特に楽しみにしてる漫画のひとつなので、願わくば長期連載化して欲しいところです。


■セキレイ
  第17話 黒ノ鶺鴒

なんかいきなり新展開というか急展開?
ジャンプだと明らかに打ち切られる前兆だと思うのですが、YGの場合だとどうなんでしょう?
ただのテコ入れかもしれないし、まだ何とも言えない感じです。


●総評

グラビアの煽り文が今までで一番ブッ飛んでいて激しく吹きました。
「女神サンパイ」って…。(汗)
あまりにも突き抜けたセンスに脱帽…。
連載漫画のラストのコマにある面白味のカケラもない煽り文にも、そのセンスを少し分けて欲しいです。

特別付録のグラビアは、ほとんどがこれまでのグラビア写真の使い回しという手抜きっぷり。
こんなもののために雑誌の値段を釣り上げるのは勘弁して欲しいです。

次号から3号連続での応募者全員サービスがあるようですね。
こういうところはやはりエニックスらしいというか…。
しかしグッズがあるのが黒神とすももだけ(?)というのはちょっと残念。
ロト紋のロト装備グッズとか、バンブーでねこグッズとかがあればそれなりに需要がありそうなのですが。

←No.18 Home No.20→